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お久しぶりです。二人展に来て頂いた方、本当にありがとうございました!時間が経ってしまいましたが、二人展のエピローグでも。
ギャラリーを借りて展示というのは初めての経験でした。四苦八苦しながらもこうやって無事に終えることが出来たのは一緒に展示をさせて頂いた青木さん、そしてギャラリーの方のおかげてす。感謝しています、ありがとうございました!
ブログを見て頂いている方も来て頂いて、とても嬉しかったです!ゆっくりとお話が出来なかったりもしましたが、また機会があれば個展等やっていくので、また観に来て頂けたらと思います。
絵も売れまして、それが私の自信となりました。今後、ペン画はジークレー版画として制作していきたいと考えています。販売をする際の値段は高くなりますが、きちんとした複製画として観て頂けます。また、これからは銅版画も製作をしていきまので、ペン画とは違った世界観を皆様に御覧頂けたらと思っています。
…少し自分語りをしましょうか。今更かもしれませんが。
「私はそんなに器用な人間ではない」それに気づくまでに20と数年かかりました。そして、自分に自信も持つことが出来ません。それを隠そうとすると、どんどん悪い方へ進んで行ってしまいます。あまり人と深く関わることを得意としないのは、自分を隠すメッキが剥げないようにするためかもしれません。
そんな自分でも、絵を描くことは人に誇れるように思いました。絵を通せば、人と深く関われるように感じました。本当は、自分のことをもっと知ってもらいたいと思っています。自分が今生きていること、その時々の想い。そしてこの先自分が生きていた証として、私の描いた絵が残せれば…それが夢だったりします。
例えば人々の間で長く愛される童話やおとぎ話のような…。それは時代を超えても色褪せることのない、誰もが楽しめる魅力があります。「挿絵画家」を目指すというのはそういった意味もあったりするんです。
…二人展の話から外れてしまいましたね。
何より、一人りでも多くの方に絵を観て頂けることはとても嬉しいことで、それが自分の夢に近づくことでもあります。多くの方に愛される絵、時代に流されない不変的なもの。そういったものを目指してこれからも頑張っていきます!
「黒 KURO-E 絵」
青木美帆香/前田雄一郎二人展
青木美帆香/前田雄一郎二人展
二人展を行います。詳細はギャラリーホームページを御覧下さい。ギャラリーは古い蔵のある素敵な空間です。床が畳なので、靴を脱いでゆっくりと絵を鑑賞できますよ。
ギャラリー根津七弥
nezushichiya.com/
今回、一緒に展示をさせて頂く青木美帆香さんは繊細で優しい絵を鉛筆で描きます。この二人展では、お互いモノクロの絵を描くという共通点があります。是非それぞれの世界を覗いて見て下さいね。
青木美帆香さんのブログ「MONOCHROMATIC」
ameblo.jp/friskies-karikari/
私の個展でのスケジュールや絵の販売については「続きを読む」からご確認下さい。
※会期が一日多く頂けました。18日(月)12:00〜19:00よりスタート致します。
「嘆きの人魚」
その人魚が孤独を感じたのは、数百という年月を暗い海の底で過ごした後でした。人間の姿を見たときから、彼女は独りという辛さを覚えました。
そして、たくさんの人間がいる陸の世界に憧れました。彼女が人の前に姿を晒せば、その美しさに心奪われぬ者はいませんでした。しかし、人魚は不幸の象徴でありました。その姿が人の目に触れればたちまち大きな嵐が起こりましたし、彼女が愛した男は非業の最期を遂げてしまうのでした。
また、人魚の身体は老いることはなく、流れる血は不死の力を持っていました。それが故に、彼女はたびたび人間に襲われました。彼女の血肉を食べれば永遠が手に入ると、心ない者が彼女の身体を切り取ろうとするのです。
彼女の孤独は癒されることはなく、数年が過ぎていきました。そして彼女は、海の底で独り永遠を生きることを決めたのでした。また暗く冷たい海の底に戻るのは、辛くはありましたが、これ以上人間を傷つけるのも、また傷つけられるのも、彼女は恐ろしかったのです。
海底で彼女は悲しみました。流す涙は海に溶け、漏らす嗚咽は泡となりました。どんなに彼女が嘆こうとも、その全ては暗い海に消えていくのでした。









